ゆにてく備忘録

Unityやその他学んだ事を忘れないために書くぶろぐ

【Unity】Unity上から一括でリネームするEditor拡張

Unity上から一括でリネームするEditor拡張です.

アセットのリネームとAnimationClipパスのリネームとPrefab内のオブジェクトのリネーム機能があります.

使い方

WindowメニューからCustomSearchReplaceを選んで.
検索文字と置換文字を入れて,置換ボタンor全置換ボタンを押すだけ.

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スクリプトは以下

Unity上から一括でリネームするEditor拡張

【Unity】複数のコンポーネントを一度にコピー&ペーストするEditor拡張

複数のコンポーネントを複数のオブジェクトにコピーするEditor拡張です.

小さなことだけど,あったら使うかもしれない機能かなと.

使い方

  1. Inspector上のコンポーネントの歯車を押して,CustomCopyを選択.
  2. Windowが開くので,コピーしたいコンポーネントにチェックを入れてCopyボタンを押す.
  3. ヒエラルキー上もしくはプロジェクト上でペーストしたいオブジェクトを1つ以上選択して,Pasteボタンを押す.

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スクリプトは以下

複数コンポーネントのコピー&ペースト

【Unity】iPhoneXでのみStatusBarを表示する設定


iPhoneXでのみStatusBarを出したいみたいなことがあると思い,作りました.

IPhoneXStatusBarSetting.cs

機能としては,デフォルトでのStatusBarの設定をきる.実行時にIphoneXならばStatusBarを表示するという感じです.

StatusBarのデフォルト設定はPlayerSettingsのIOSの設定で切っても良かったんですけど,なんとなく,ビルド後にInfo.plistを変更してStatusBarを非表示にしてます

StatusBarの表示,非表示はViewControllerのprefersStatusBarHidden関数で制御でき,YESを返すとStatusBarの表示,NOを返すとStatusBarの非表示となります.UnityはIOSビルドでViewControllerを継承したUnityViewControllerBase+iOSというファイルを生成し,そこにprefersStatusBarHiddenが定義されているので,その関数をIphoneXの解像度での条件分岐に書き換えています

gist4b20e2e153f2e0d09484dddcca0e1861

以下で紹介されているスクリプトを参考に作っています.というかほぼ同じ

qiita.com

【Unity】uGUIでのiPhoneXの対応

iPhoneX対応のスクリプトを書きました.最後にスクリプトは貼っておきます.

iPhoneX対応について

ざっくり説明すると,iPhoneXは上部のディスプレイの上の部分の出っ張りと,ホームボタンの代わりとなるホームインジケータが表示される部分にボタンなどをおいてはいけません.ボタンをおいて良い部分はSafeAreaと言います.詳細は下

iPhone X - Overview - iOS Human Interface Guidelines

Unity対応

UnityではUnity 2017.2.0p1からSafeAreaを取得する関数(Screen.safeArea)が実装されました.それを用いて,UIのアンカーポイントを変更するスクリプトを書きました.例えば,画面の端にアンカーポイントを設定していたものは,実行時にSafeAreaの端に変更されます.Screen.safeAreaは現状iPhoneX以外はScreenと同じサイズを返します

SafeAreaBounds.cs

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このスクリプトをつけると,実行時にアンカーポイントをSafeArea内に自動で補正します.Editor上で解像度をiPhoneX(1125x2436)にして実行するとiPhoneXのsafeAreaのエミュレーションができます.

実行結果

SafeAreaBounds.csをつけた左下揃えのボタンと,デフォルトの右下揃えのボタンの比較です.

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最後に

多分デザインによって対応方法はまちまちだろうけども,とりあえず一案ということで.上のスクリプトは下を参考に作りました.

p12tic / iOSSafeAreasPlugin / source / — Bitbucket

SafeAreaBounds.cs

gista83409ec6274fc4cccd686da13e3bfe0

【Unity】TextMeshProでアーチ状のカーブした文字表現

TextMeshProでAnimationのカーブに沿って文字を並べるスクリプトを書きました

ArchedText.cs

スクリプトは下に貼っときます.カーブの傾きを使って1文字ずつ再配置をしてるだけです.

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VAlignmentは縦揃えの設定でBase,Top,Bottomの3種類

HAlignmentは横揃えの設定でLeft,Center,Rightの3種類

Vertex Curveに沿って文字を配置

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CurvedText.cs

スクリプトは下に貼っときます.Animation Curveの傾きでrotationさせ,y座標のoffsetを位置に使う方法.TextMeshproのアセットに入っているWarpTextExampleをいじった感じです

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CurveScaleでカーブの高さのスケール

Vertex Curveに沿って文字を配置

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比較

Vertex Curveは横幅が変わらないので,カーブの角度によっては文字幅が大きくなることもあるかも.状況に応じて使いわけようかなと

ArchedText.cs

gistf7f39cbc55bed56082496d68270cfdf5

CurvedText.cs

gistda51c0b3be050d56c8921a432d7899c1

uGUIチュートリアル まとめ7 UI Slider

UnityのuGUIのチュートリアル(UI Slider)のまとめです.


UI Slider - Unity Official Tutorials

UI Slider

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音量調節や体力ゲージなどに用いられ,Slider(Script)で制御する.Sliderは基本的に3つの要素から成り立つ.背景グラフィックとSliderの選択中の値を示すFill(塗りつぶし)グラフィック,選択中の値の位置を示すハンドルにより成り立つ.背景とハンドルはなくても良い

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Slider(Script)

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Interactable

対象スライダーが入力を受け入れるかどうか.スライダーを表示のみでユーザーに操作をさせない場合(HPバーなど)はInteractableをオフにする.Interactableがオフの場合Transitionの状態が無効状態となる.

Transition

スライダーが通常時,選択時,押下時,無効時などの状態での見た目や状態遷移時の見た目を設定する.Transition時の挙動は他のUI要素と共通だが,Sliderの場合ハンドルにしか適応されない. Transitionの詳細は次回

navigation

キーボードによるUIのフォーカスの際の移動の仕方を設定.

  • None
  • キーボードナビゲーション無し
  • Horizontal
  • 水平方向にナビゲート
  • Vertical
  • 垂直方向にナビゲート
  • Automatic
  • 自動でナビゲート方向を指定
  • Explicit
  • 手動でナビゲーション方向を指定
  • Visualize
  • シーンビューにナビゲーションの矢印が表示される.

Fill Rect

要素の塗りつぶしに使われるグラフィックのRectTransformへの参照で,スライダーの値までスライダーが塗りつぶされる.

Handle Rect

ハンドルに使われる,グラフィックのRectTransformへの参照で,設定しなくても良い.HPバーなどの時には指定しないで良さそう.

Direction

値の増減の方法を設定できる.以下の4種類を選べる.

  • Left To Right
  • Right To Left
  • Bottom To Top
  • Top To Bottom

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Min Value, Max Value

スライダーの選択範囲の最小値と最大値を設定できる.DirectionがLeft To Rightの時は一番左が0で一番右が1となる.Min Valueはマイナスの値を設定することができるが,Max Valueより小さい値を設定しなければならない.

Whole numbers

これにチェックを入れると,スライダーの値が常に整数になる.少数をスライダーが指定している状態からWhole numbersを指定すると,最も近い整数値に調整される.

Value

スライダーの現在値が表示される.Inspectorで数値を入れておくと,それが初期値となる.

On Value Changed (Single)

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スライダーをタップした時や,動かした時に呼び出されるイベント.On Value Changedは現在のスライダーの値をfloat値としてイベントの関数に渡すことができる.Dynamic Floatと書いてある下にある関数はスライダーの値を受け取ることができる関数で,Static Parameterと書いていある下にある関数はスライダーの値を受け取ることができない関数である

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詳細は以下

unitech.hatenablog.com

Scriptからのスライダーの値設定

HPバーなどでスライダーを用いる時は,スクリプトから値を設定することが多い.以下がスクリプトからスライダーの値を設定した例である. またスクリプトから値を設定する時は,スライダーに対する入力を制限するためにinteractiveをoffにする.

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